平成 28年9月10日（土）に第5回FIT呼吸器外科研究会を行いました。
今回は日本気胸・嚢胞性肺疾患学会と重なったのですが、36名の参加がありました。
お忙しい中、大変多くの参加を頂きありがとうございました。

今回のテーマは「術中・周術期のトラブルとトラブルシューティン グ」としました。
このテーマは皆さんからの要望が多かったものです。福井赤十字病院呼吸器外科の福井哲矢先生、富山県立中央病院呼吸器外科の新納英樹先生、金沢大学先進総合外科の齋藤大輔先生、石川県立中央病院呼吸器外科の田中伸廣先生、富山市民病院呼吸器・血管外科土岐善紀先生から、さまざまな術中・周術期のトラブルとそのトラブルシューティングについて発表していただきました。

今回も前回同様、質疑応答の前半5分を若手のみの時間としました。
この方法ですと、若手の先生方に積極的に討論してもらえるようです。今後もこのスタイルで行っていきます。
討論も時間が無くなるほど活発に行われ、日常の診療に役立つことも多かったと思います。
これまで講演に来て下さった先生方もこんなに突っ込んで討論しあう会はあまりないと言ってくださっていますが、それができるのも北陸の中でお互いに知っている仲なればこそであると思います。

特別講演として、大阪市立総合医療センター呼吸器外科の高濱誠先生に「T4肺癌に対する拡大手術」のご講演を行っていただきました。様々な素晴らしい拡大手術を見せていただきましたが、手術に持っていくまでの過程が素晴らしく、勉強になることが非常に多かったと思います。本当にありがとうございました。
これからも皆さんにご参加いただき、積極的に建設的な意見を出しあっていただけますと幸いです。