2017年3月11日（土）に第7回FIT呼吸器外科研究会を行いました。
今回も様々な会が重なる中、36名の参加がありました。お忙しい中、大変多くの参加をいただきありがとうございました。

本会の前に、福井県済生会病院呼吸器外科の滝沢昌也先生に「肺癌診療ガイドライン2016 -主な改訂点と経口抗がん剤の位置づけ」のレクチャー講義を行っていただきました。本会のテーマは「右肺中（下）葉切除とリンパ節郭清」でした。
富山赤十字病院心臓血管・呼吸器外科の宮津克幸先生は「当科で行っている右肺中葉切除術」、石川県立中央病院呼吸器外科の田中伸廣先生は「当科における右肺中葉切除術、リンパ節郭清」、金沢大学先進総合外科の斎藤大輔先生は「右肺中葉切除、リンパ節郭清術後の肺リンパ浮腫を疑った一例」、福井大学呼吸器外科の岡田晃斉先生は「葉間形成時のトラブルの一例」の発表をしてくださいました。
それぞれの施設で行っている手術ビデオを供覧していただき、手術手技や手術に関連したトラブルなどについて、参加した先生方には積極的に討論していただきました。

また、特別講演として群馬大学医学部附属病院呼吸器外科の清水公裕先生をお招きし、「呼吸器外科手術を安全に行うための解剖知識と緊急時のトラブルシューティングー原理原則の重要性・自らの反省を含めてー」のご講演を行っていただきました。大変勉強になったと思います。
討論したこと、学んだことを日常の診療に役立てていただければ幸いです。今後もよろしくお願いします。