2017年6月3日(土)に第8回FIT呼吸器外科研究会を行いました。今回も様々な会や百万石まつりが重なる中、39名の参加がありました。お忙しい中、交通の便の悪い中、大変多くの参加を頂きありがとうございました。
本会の前に、石川県立中央病院呼吸器外科の田中伸廣先生に「EGFR-TKIの最新情報」のレクチャー講義を行っていただきました。
一般演題として、富山大学呼吸・循環・総合外科の北村直也先生から「急性膿胸に対するエコーガイド下単孔式完全胸腔鏡下掻爬術の治療成績」を、北陸中央病院外科の清水淳三先生から「胸膜肺全摘術+心膜・横隔膜合併切除が遂行可能な手術アプローチの工夫」を発表していただきました。
今回のテーマ演題は「左側の肺葉切除、リンパ節郭清」でした。小松市民病院外科の田中伸佳先生から「当科における左肺切除とリンパ節郭清」、金沢大学 先進総合外科の齋藤大輔先生から「当科における左肺切除とリンパ節郭清」、福井済生会病院外科の滝沢昌也先生から「当科における左肺切除術」を発表していただき活発な討論がなされました。各施設の発表や討論されたことを日々の手術の参考にしていただければ幸いです。
今回も参加した先生方には積極的に討論していただきました。再び若い先生にとっては発言や質問をしにくい雰囲気になっているかもしれませんが、今後も積極的に参加してくださることを期待します。討論したこと、学んだことを日常の診療に役立てていただければ幸いです。